創作漢字コンテスト

第12回
100年後まで残る漢字を作ってみませんか。
第12回 創作漢字コンテスト

受賞作品一覧

白川創作漢字 最優秀賞

※全応募者対象

ノンアルコール
大阪府松原市
田中勝也さん(37)

コロナでお酒が悪者になっていますが、「僕、悪ないよ」というお酒側の言い分と、飲みに行く側の「ノンアルコールやから」という言い訳を合わせたら、こんな漢字になるのかなと。私自身は、お酒は全く飲まないのですが。

にじ
京都市
立命館小学校1年
大﨑珀寧(はな)さん(6)

空に虹がかかったら、みんなが上を向いて幸せな気持ちになります。はやくコロナがやんで、地球に大きな虹がかかってほしいとこの文字を作りました。

富国生命優秀賞(A部門)

※社会人・大学生対象

  • しおかげん
    東京都三鷹市
    望月治さん(71)
  • とまどう
    奈良市
    宮狭淳泰(みやさただやす)さん(68)
  • わいろ
    茨城県高萩市
    赤塚直久さん(59)
  • せこい
    兵庫県川西市
    大村昌さん(48)
  • よわたり
    埼玉県さいたま市
    瀬尾健吾さん(27)

Z会優秀賞(B部門)

※高校生対象

  • ますく
    名古屋市
    名古屋市立工業高等学校3年
    橋本そらさん(17)
  • なきごえ
    広島市
    山陽学園山陽高等学校1年
    貴舩乃映(きふねのえ)さん(15)

Z会優秀賞(C部門)

※小・中学生対象

  • ドライフルーツ
    静岡県磐田市
    磐田市立豊田中学校3年
    齋藤壮汰さん(14)
  • あせだく
    熊本市
    熊本市立高平台小学校5年
    宮﨑弥生さん(11)
  • わりざん
    長野県朝日村
    松本市立芳川小学校4年
    刈谷初花(ういか)さん(10)
  • わすれもの
    大分市
    大分市立春日町小学校3年
    月村天洋(たかひろ)さん(9)

富国生命・審査委員長 特別賞

※全応募者対象

  • コロナ禍
    東京都杉並区
    金順一さん(85)
  • マスク顔
    和歌山市
    土井弘美さん(69)
  • ワクチンせっしゅ
    京都市
    森雅章さん(49)
  • へんいかぶ
    福岡市
    古巢圭子さん(46)
  • コロナとのたたかい
    東京都文京区
    前山未央さん(42)

成語・成句特別賞

  • げこくじょう
    大阪府高槻市
    中山勝さん(77)
  • めはくちほどにものをいう
    奈良県斑鳩町
    中野佳津子さん(31)
  • みるめがない
    北海道余市町
    余市町立東中学校3年
    大村律さん(15)
  • ものたりない
    兵庫県宝塚市
    ラーンネット・エッジ 中学3年
    樋口明智さん(15)
  • すずめのなみだ
    鹿児島市
    鹿児島市立荒田小学校4年
    上薗京磨(けいま)さん(9)

佳作

※全応募者対象

  • そくさい
    茨城県桜川市
    中川杏里さん(39)
  • きんにくつう
    東京都町田市
    町田市立つくし野中学校2年
    中村美優さん(13)

※作品紹介内に記載の入選者の年齢は応募時点のもの

コンテストの総評

優秀作品多く選考では激論

コロナ大流行で生活変化からであろう、今回の応募総数は昨年の6割であった。しかし、作品のレベルは例年通り高かった。ただし、コロナをテーマとした作品には、コロナという3文字だけを組み合わせたものが大半で特徴がなかった。だが、工夫を凝らした作品も多く、それらを対象としてコロナ特集を行い、特別賞とした。大谷翔平の大活躍についても作品は多かったが、そのほとんどが二刀流という流行語に基づく同一作品が多く、入選作品はなし。流行を追うのは損かな。大賞は2点。一点はコロナ流行下の生活からか「ノンアルコール」は見事。また「色」字の上部を「7」に変え「七色のにじ」と表現したのはお見事。作者は6歳の少女。脱帽。
なお、今回、大学生・成人部門に対して、60歳以上と以下の2つに分けて選考した。その大きな理由は、老人パワーがすごく若い?成人がタジタジなのを救うためである由。
なお、入賞作品はすべてで25点という大きな制約があるため、審査員が激論するのが常であるが、今回は特に激しかった。すなわち優秀作品が多かったためである。選後、落ちたとはいえ、それらの優秀作品は、入選作と同等あるいはそれ以上であり、残念である。
また、小中学生の善戦には感服。もっとも彼らは社会性・経験性が成人より少ないため、題材の範囲が狭いのはやむをえない。それがもう少し広ければ、成人を脅かすことになるかもしれない。ご用心。

審査委員長 加地 伸行
(立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所 元所長)

まあ、今年度も傑作ぞろい。
大賞のみならず、A・B・C賞もそしてコロナ特別賞も一文字でそれを言い当てる見事な作品ばかり。実に楽しめます。今年度は創作漢字のユーモア作品として楽しめるだけではありません。「凩」や「峠」などの国字と肩を並べて町に出て、今から文字として使えそうな作品ばかりです。
たとえば、大賞のノンアルコールは駅裏酒場の壁の、ノンアルコールビールのポスターにこの一文字が踊っていても、たちまち受け入れられるでしょう。
にし゛は絵本の虹にはこちらの方がピッタリ。コロナパンデミックの昨今、マスク顔コロナ禍はマスクとコロナ禍を一文字で象徴して、歴史書に刻みたくなる作品です。
皆さん、お見事、そのセンスの良さに今回も圧倒されます。

創作漢字コンテスト広報アンバサダー 武田鉄矢さん
(名誉漢字教育士)

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